師匠の家(現地入り8)

テントが張れるまで時間がかかりそうだと諦めて結局枯葉をどかす作業から始める

ブロックや土を運んだり中国人さんの一輪車大活躍です

本当にありがたい

テント周辺だけでこんなに集まった

ついでに昨日の枝切りと伐採の残骸の一部

数分後おっちゃん登場

水平取りについて斜めから見ていくなどアドバイスをもらえた

8フィートとコンパネで水平を取ろうとしていたので

12フィートのツーバイとおっちゃん特製の三角定規も貸してもら得ることになった

ありがたい

しかし到着して数分の私に「師匠も来てるし一服しようぜ」

今日は作業が進まないだろうと確信した

まぁ面白い話や情報をたくさん聞けるので良いのだが

この調子で行くとマジで冬に間に合わない可能性が…

それとさすがにこの先ずっと二人のタバコに耐えるわけにも行かないので

室内は匂いが無理と正直に伝えた

「師匠の家は風通しいいし俺は外側で吸うから大丈夫大丈夫」

一応理解してもらえたみたいだし師匠の家も気になるのでとりあえず行ってみることにした

初めての師匠宅訪問

師匠の土地は別荘地内の他の土地と比べて平地が続いていて

木はあまりなく日当たりが良い場所だった

古民家っぽい見た目の家の周りには薪が大量に積んである

「おーい師匠二人で遊びに来たぞー!」

突然の訪問にもかかわらず師匠は嫌な顔一つせず受け入れてくれた

中の様子は奥の椅子に案内されたが正直座りたくない状態だったとだけ言っておく
おっちゃんがご丁寧に私の分までコーヒーを持って来てくれて
師匠の水筒に入ったお湯とテーブルに置いてあった謎の湯呑みで頂いた
正直今回は一口飲むのが精一杯だった

入ってまず驚いたのが床がなかったこと

下は固くなった土だけだった

そして師匠お手製ブリキの薪ストーブ

ブログをやっていることを話して撮影許可をもらった

そしてさらに驚いたのは

師匠はこの薪ストーブで火事を発生させてしまい

過去に自分の家を二つ燃やしているというのだ

しかも自分の家と言っても無料だが一応借りている土地と家らしく

一番最初に住んでいた家は80畳?の元道場

持ち主が最初はこの看板は大事にしてくれなんて言っていたが

月日が流れてもう更地にしてしまってもいいよ

なんて言ったすぐ後に火事

しかも奥さんが直前に夢で火事を見たとか

古い建物なんで一気に燃え広がって山火事寸前だったらしい

そんな中電気屋が電線を繋ぎなおしている横で

師匠は残った残骸を更に燃やしたと笑って語った

おっちゃん「この人全然反省してないよ」「悪魔だよ悪魔」

最後に残ったこの家には周囲の人が心配して持って来てくれたという消火器が数本置いてあった

あの開けた平地は火事の無残りだったのだ

それでもまだ使いたくなる薪ストーブ

やはり尋常じゃない暖かさが魅力のようだ

真冬はおっちゃんも寒過ぎてなんどもここに逃げ込んだんだとか

本当は私も薪ストーブを導入したいのだが

火事の話を聞くと怖いしやはり薪の調達がきつい

話によるとあの大量の薪は色んなところで伐採して放置してあるものを拾って来ている模様

働いてからを考えると調達玉切り薪割りの手間もかかるしどちらにせよ乾燥させないと使えないし

やはり今年は灯油が無難かなぁ

匂いが好きじゃないんだけどなぁ

まるでジブリに出て来そうな遺跡

じゃなくてかまど

昔はこれで大量に陶芸品を焼いたんだとか

今は気が向いたときに数個作るだけと言っていた

電気も引かず沢の水を引いて風呂は五右衛門風呂

自作のストーブに拾って来た薪を入れて

自家製の野菜で飯を食う

全くお金のかからない生活がそこにはあった

一人ならまだしも普通のOLだった奥さんと赤ん坊がここで生活したというのが本当に信じられない

おっちゃんから聞いたらしく

潔癖なんてここで生活してれば気にならなくなるよと言われた

師匠は私に気遣ってかタバコを一本も吸わなかった

優しい人だ

テント土台の水平取り続き

戻って続きを開始

言われた通り一番高いところと一番低いところの斜めからやってみる

目の錯覚かと思ったがこれで水平らしい

割と傾斜が緩いほうだと思っていたが距離があるとこんなに差ができてしまうのか

このままだと多めに買って置いたはずのブロックが足らなそうだ

やっと三つ目

とここで着信が

やっと電気屋から連絡かなと思ったら

電話先はカタコトのフレンドリーなこんにちわ

受付の女の子が酔っ払っているのかと思ったら

中国人さんからの電話だった

「小屋の調子はどうですか?」

いやさすがにそんなにすぐ建たないよ

まだ仮設テントの土台もろくに進んでないと話した

どうやらラーメン屋の空き物件を売るので廃材利用出来そうなテーブルやらカウンターやら

他にも洗濯機とか電子レンジ

必要なものがあればタダでくれるそうだ

現状だと当分もらっても置いておく場所もないし

見て見ないとなんとも言えないと伝えると

場所が遠いので写真を後で送ってもらえることになった

ありがたいがそれより本当にこの人の生活がどうなっているのか気になる

お金がないと言いながら物件まで取り扱っている

ただ同然の物件を片付け込みで引き取って売り捌いているんだろうか?

昼飯は歩きチキンラーメン

もはや作業着とかしたこのズボンで車に乗り込みたくないので

運転席横にてスタンディングスタイルでお湯を沸かし

作業場まで歩きながら食す

正直もう涼しくなってしまってから水袋麺はまずくて食う気になれない

あれは水がヌルい夏限定かもしれない

出発前洗ったっきりしまいこんでいた鍋での久々の調理

アルミホイルがきれてしまったのもあるが

師匠の生活を目の当たりにして麻痺したのか

アルコールで拭き取っただけ

食後も沢の水でゆすぐだけ

夜もこれをアルコールで誤魔化して使うつもりだ

実は昨日の夜ヤシの実洗剤とアルミホイルを買ってこようか迷ったんだが

面倒でやめてしまったのだ

後悔…

作業の続きを開始して数分

今度は管理人のおっちゃんがやって来た

どうやら引っ越しする別荘地が色々と捨てるとかで

プラスティック製のパラソル付き野外テーブル?

使うんなら持って来るよといってくれた

いつの間にかおっちゃんも加わって「もらっといたら?」「これで優雅にお茶できるやん」

正直汚れているだろうし人が使ったものは触りたくないのだが

作業用には使えるかもしれないので一応頂いておくことにした

3人で基礎の話になった

あの傾斜を見て管理人のおっちゃんもびっくり

普通の石ならその辺の土地にも転がってるから上から転がして使っちゃいなよと言っていた

後から地主から文句言われないんだろうか

「もうにいちゃんが爺さんになるまで誰も別荘なんて建てないだろうし好きに使いなよ」

自分でそういう場所を選んでるんだがそう言われると少し複雑な気持ちになる

小屋の時もこの高低差があると考えるとやはり束柱や単管基礎を使わないときびしいかもと思い始めた

盛り土して2×4基礎で行こうと思っていたが

腐葉土が多いしいくらやらかい土を盛って水平を出したって

建物の重さですぐに傾いてしまいそうだ

まぁそれはまた後でもう少し考えよう

師匠宅訪問2

この後私が師匠は帰っちゃったんですか?と言ってしまったばっかりに再び師匠の家に遊びに行くことに

残すのももったいないのでコーヒーはお断りして

黒電話は電気を電話線から取っているのでコンセントが要らない話

こんなにおしゃべり好きなのに電話に出ない話

キュウリはほっておくと黄色くてバカでかくなる話

キュウリ作って余ってんの知ってるのに近所のばあちゃんが毎朝キュウリを置いて行ってくれる話

薪を切らして子供が寒くないように豪邸の別荘の土地から枯れた木を切って怒られた話

2トントラックで凍結した道でスリップして

諦めて一か八かブレーキをおもいっきり踏んだら

助手席側から木に追突して助かった話

奥さんは介護の為1度町に戻ったのだが2度と山に戻りたくないと言っている話

などいろんな話を聞いた

おっちゃんが奥さん苦労してるねぇというと別に苦労なんてしてないでしょwと師匠

やはり次元が違う

時間も時間だしおっちゃんが洗濯するというので解散

脱水について聞いたらほとんど絞らずに野外で何日も放置しっぱなしだそうだ

斬新だ

自分の土地に戻るともう薄暗くなり始めて少し雨がパラつき始めた

濡れないように道具と木材をしまって撤収

結局三箇所積んだだけで終わってしまった

しかしやっぱり室内でのタバコはきついなぁ

今度またちゃんと言おう

喉は痛くなるし

このままだと洋服が全部ヤニ臭くなってしまう

自分も昔喫煙者だったが周りの人は大変だったんだろうなぁ

夕飯は80円のラーメン野菜とパスタ

味付けは適当にオリーブオイル バター 塩 鶏ガラ

なんだかわからんが薄味のやつ完成

最後に残った汁を飲んだらしっかり味がしてうまかった

おしまい

16件のコメント

  1. 別荘地には夢がたくさん

    ジブリ並の煙突は夢が詰まってたのかな
    色々すごい土地を買いましたね
    管理費分ちゃんと仕事してるんですね
    周りに助けてもらい何より
    お体に気おつけて頑張ってください

  2. 衝撃的な師匠の家や水平の図、読み応えのある記事でした。
    冬まであまり時間が残されていないのが心配ですよね。
    その日の作業目標を決めておいて、おっちゃんが来たら手伝ってもらう作戦はどうかと思いました。
    (パラソルテーブルで長いタバコ休憩になる悪い予感もありますが)

    • KeppekiCamp

      おっちゃんはおっちゃんで自分の作業ノルマを設定しているらしいし
      あまり借りを作ってしまうのも如何なものかと思います

      パラソルタバコ休憩はマジでありそうw
      個室で吸われるより圧倒的にマシですけど

  3. 面白すぎるやろ
    コーヒー吹いたわ
    どないしてくれんねん
    ええかげんにせぇよ

  4. 「ソラの拳」製作委員会

    うらやましい!
    出会いもあって、良い人生じゃないですか!

    あと、小屋については、いきなり本格的に施工するより、とりあえず今年の冬を過ごせるためだけの簡単な作りのものを建てた方が良さそうに思いました。

    • KeppekiCamp

      それについては未だに迷ってます
      大小両方申請して置いたのはその為です
      しかし後に両方建てるとなると資金がないので随分先になってしまうので悩むところです

  5. チグハグ

    楽しそうにやってますね。
    雪が降る前に高床式テントの設営が済むと良いですね。
    寒くなる前に粗悪燃料でも効率良く運用出来るロケットストーブでも設置しないと死にそうですね。
    がんばってください。

    • KeppekiCamp

      ありがとうございます!
      テント基礎の段階で苦戦していて先が思いやられます

  6. 土間いいと思いました。ある程度踏みかたまったら木工用ボンドを薄めた水を霧吹きすればカチカチです。
    土カマド設けて生えてる木4つを柱に高級テント売った軍資金でミラマット100m買って、壁作ってビニールシートを屋根で冬イケるんじゃ!?。

    ま、とりあえず地面とクルマがあるので焦らず妥協せずでいいんじゃないかと。ただ食生活が心配。今の状態では野菜摂取量が厳しそうなので粉末青汁やスピルリナやクロレラあたりをおすすめします。体壊したら全部台無しですもんね。

    • KeppekiCamp

      何かに使えそうなアイデアですよね土間
      野菜は簡単でも台所がないと料理する気にもなれず不足しがちですね
      テント張れたらなんて思ってますけど
      現状だとあの土地コバエがうざすぎて外で料理する気になれないんですよね
      というかそもそも一人暮らし経験もなくほとんど自炊したことないんですけどね…
      まぁでも以前から野菜はそんなに食べない生活だったので大丈夫じゃないかと思ってますけどね

  7. 「ソラの拳」は不要委員長

    とりあえず小屋建てるには資金調達が必要みたいですね。冬に雪となると今出来るのは仕事探しと整地ですかね?整地は時間かかるのでお金がなくても時間かけてやっておいた方が良さそうですね。

    • KeppekiCamp

      資金調達は借金です
      とにかく冬までにテント真冬までに小屋を作らないと死ねるので
      仕事は小屋が完成してから考えてます
      まぁでも最悪リゾバで避難は考えてますけどね

  8. 薪ストーブの火災は洗濯物が上に落ちたとかでなければ、ほぼ100%煙突掃除を怠ったための煙突火災からくるものなので煙突掃除をすれば大丈夫ですよ。
    ただホームセンターなどで安く売っているシングル煙突だとシーズンに何回も煙突掃除が必要で面倒です。

    • KeppekiCamp

      掃除もほとんどしてなかったと言っていましたが
      もう一つの原因はメガネ石がブリキだったことじゃないかと思います
      天井が炭化して燃えたらしいです

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